言葉の支え

心の支えとなった 「好きな言葉」を紹介します

手術 Before After

 

退院の日の朝、循環器内科の医師から

手術前後の状態について

説明がありました。

 

 

心臓の機能は回復

 

手術は最初から最後まで

予定通りに完了。

その結果、心臓の機能も回復。

 

まず手術前の僧帽弁の評価について。

6段階で評価すると最も悪い「6」評価。

現在は評価「1」で正常。

厳密には評価「0」があってそれが最高評価。

だから厳密には0~6までの7段階あるらしいが、

通常は「1」が大多数だから使わないらしい。

 

ちなみに、心臓に弁は4種類ある。

①大動脈弁

②僧帽弁

③三尖(さんすい)弁

④何だったかな、忘れた

 

4つ目はともかく、特に大事なのは

①大動脈弁と②僧帽弁。 

 

さて、話を戻して手術前の「6」評価。

さらに具体的に数字で表すと

「通常の2倍」負荷がかかっていたらしい。

 

どういうことか。

一般的に、心臓から全身へ送る

「正常な血流の量」は1回の拍動あたり120cc程度らしい。

僕の場合、手術前の心臓内での血液「逆流」量が

拍動1回あたり同じく約120cc程度だったらしい。

 

つまり、僕の場合は240ccの血液を毎回送り出し、

120ccが全身へ、120ccが心臓内で逆流していた。

数字上はそういうことらしい。

 

全身へ送る血液の量は具体的に調べられないが

血圧や血圧成分が問題なかったため

「おそらく正常に」全身へ120ccが

送られていただろう。

そういう解釈となるらしい。

 

手術後の今は逆流もなくなっているから

機能は十分に回復している。

むしろ、問題がなくなって心臓が

さぼっているぐらいらしい。

 

心臓の活動を表す数値もあって、

細かい数値は忘れたが、今はむしろ適正値より低いと。

これは手術直後であることと

現在入院していて身体が動いていないから

気にしなくていい。

日常生活に戻っていくと活動が増えるから

適正値となる見込みだと言われた。

 

 

心臓の大きさも少し改善

 

「左房径」と言われたと思う。

説明が多くて確証が持てないが

多分あっている。

レントゲンなどから左心房の大きさを推測して

評価できるらしい。それが左房系という数値。

 

手術前は62mm、手術後は51mm。

適正値は46mmから50mm。

ということで、許容範囲と言えるまで良くなっている。

ここまで良くなるとは医師も思っていなかったらしい。

 

一度大きくなった心臓は戻らないと聞いていたが

もうこれは一般人の理解を超えそう。

おそらく、ということで下記の話。

 

その医師は、たぶん「心筋のことでしょう」と。

心臓に負担がかかると心臓の筋肉が増える。

これは一般的に心臓の「外壁」にできる。

心筋は心臓が活動をするための収縮には

阻害要因となるから心筋が拡大していれば

長期的な放置は厳禁。

この「心筋」が

「小さくなることはない」ということだろうと。

 

今回の「左房径」は左心房の「内側の空間」のこと。

逆流がなくなったことで

左心房での「空間」が縮んだ。

左房径が改善するのも一般的らしいが、

僕の場合は「かなり改善している」と言っていいほど

左房径が適正に近づいたらしい。

 

左房径も心臓の内側だから

心臓全体も少し小さくなって改善する。

 

手術前後のレントゲンを見たが、

確かに手術後の心臓は左側(向かって右側)が

明らかに小さくなっている。

 

 

体重

 

手術前後で体重がかなり変わる。

 

まず、通常の僕の体重は67~68kg。

その頃は仕事もセーブしていたため

だいたい65~66kgだった。

そして手術直前の入院で食事も量が限られるため

かなり体重が減る。

結果として手術当日の朝は64.3kgだった。

 

それから手術直後の体重が68.7kgだった(と思う)。

集中治療室から出る直前で計ったため

意識が今から思えばはっきりしていない。

68.〇kgなのは間違いない。

 

ここまで増えるのは、おそらく手術中の点滴とか

そういうものだと思う。

詳しい説明は聞いていない。

とりあえず手術後には約64kgから68kgへ

4kgぐらい増えた。

 

手術後2日目の朝に65kgへ、さらにその翌日に

64kgとなり、手術前まで体重が戻る。

 

ちなみに、その後も体重は減り続けて

退院の日の朝は62.3kgまで落ちた。

おそらく中学生か高校生ぐらいの頃の

体重だと思う。

いくら減ってもここまで体重が落ちることはない。

まぁこれから活動も食事も増えるので

増えていくのだろうけど。