言葉の支え

心の支えとなった 「好きな言葉」を紹介します

症状の詳細と手術の確定

 

10月13日(火)医師から話を聞きました。

 

結論として以下の3点。

①手術は確定

②原因は僧帽弁を支える「腱索」という部位の断裂

③今回の手術にうってつけの病院の紹介

 ここは10月15日(木)に行きます。

 

では、順に書いていきます。

 

①手術の確定

今日は専門である循環器内科の医師から話を聞く。

ほぼ想定通りに手術は確定。

想定通りではあるが、まぁ悪い方。

 

手術以外に選択肢はない。

放置するだけ心臓に負担がかかるから

もう早くやったほうがいい。

 

事前に分かっていても防ぐことはできないから

遅かれ早からこの状況になっていた。

悪くなったのは残念としか言えないけど

経過観察しててよかったね、という感じ。

 

②「腱索」という部位の切断

ほぼ間違いなく患部が特定できた。

これも前日に行った食道心エコーのおかげらしい。

 

僧帽弁は左心室の壁と「腱索」という糸状の組織で

つながっていて支えられているようですが

その腱索が切れて完全に分断されていました。

 

そのため僧帽弁の支えがなくなり

血流に流されるだけとなっているようです。

 

 

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上の図だと、拡大した部分の白い組織です。

片方の腱索が切れてしまっていると診断されました。

 

なるほど、これで今までの経過も含めて

症状の進行がイメージできるようになりました。

 

先天性か後天性かは分かりませんが、

腱索がゆるくなってしまい、

心臓の鼓動とともに収縮を繰り返すうちに

次第に伸びてしまった。

 

それで開閉時の閉まり具合が少しずつ悪くなり、

わずかな逆流が始まる。

これがおそらく10年前。

心雑音が聞こえ始めた頃。

 

そのまま時間の経過とともに

少しずつ腱索が伸びてしまった。

心雑音が大きくなったのも

おそらくこれが原因。

 

そしてどこかのタイミングで耐えられなくなって

腱索が切れてしまったのだと思います。

この切れてしまったのが、

おそらくこの半年以内でしょう。

 

また、これは補足情報ですが

感染症にかかることで腱索がゆるむことは

経験則で知られているようです。

高熱が続いたりした場合に判断基準となるようですが

僕の場合は思いあたることがありません。

 

これで患部の特定はほぼできたと

医師から説明がありました。

実際に手術をして、万が一にも他の原因が

見つからないとも限らないが

症状と原因がほぼ説明できるので

今の段階では断定していいとの判断です。

 

ただし、腱索の断裂は症状として最終段階で、

「重症」確定、手術確定、がんばりましょう確定、

らしいです     *1

 

③新しい病院の紹介

 

また!?とは思わなかったのですが、

手術に適した病院を紹介してもらいました。

 

ここまで分かれば、あとは手術方法を決めるだけ。

 

今の症状、僕の年齢を考えて

よりベターな選択を医師から教えてもらいました。

 

手術は3種類。

1.心臓の機能維持を優先。

  胸を開いて腱索の代わりに人工の糸で再び僧帽弁とつなぐ

2.手術時の体の負担を最小限にする

  胸は開かずに、わき下に穴を開けて内視鏡で上記と同じ処置。

  内視鏡のため、精度が落ちる可能性が高い。

3.僧帽弁→人工弁へ置き換える。

  手術は簡単だが、以後ずっと血栓防止のため服薬が必須。

 

今の僕であれば、断然に1.を選択する方がいい、とのこと。

 

どの手術も一長一短、どんな場合もこれ!という選択はない。

どれかを優先すれば何かデメリットがある。

トレードオフの関係ですね。

 

で、僕の場合はまだあと30年か40年生きることを

前提にすると、人工弁は選択の余地なし。

人工弁は体にとって異物であり、

何もしないと血栓ができるらしい。

 

いや、心臓に血栓のリスクってまさに最終手段でしょ。

 

内視鏡手術も高齢者などで体力がない、とか

手術が多くてもう勘弁、という場合らしい。

 

というわけで、ほぼ一択。

 

また、1.の腱索の代替処置になると

もはや手術の大部分は「外科」に相当するらしく

循環器内科の活躍領域はほぼ無いらしい。

 

「手術」だけに特化するのであれば

その専門病院があるらしい。

 

さらに、偶然にも今回の循環器内科の医師が

僕と同い年でした。

 

医師からは

「僕も同じ年齢ですけど、同じ状況であれば

 この病院に行きます」

と言われて、新しい病院を紹介してくれました。

 

今の大学病院でも手術はできるのですが

あくまでも外科の医師の技術、経験値が

違うようです。

 

これは僕の年齢、他に疾患がない、

心臓の患部を加味すればということです。

 

他に疾患があれば、病状によって病院を変えるのは大変。

 

そういう心配が今のところない。

そのため、手術は新しい病院で、

その後の経過観察は戻ってきても構わないし、

新しい病院でもいいし、どちらでもいい。

 

そういう話でした。

 

とりあえず、新しい病院に行くデメリットは

なさそうなので、行ってみることにします。

 

調べてみたら、「循環器専門病院」らしい。

 

手術の実績なんかはネットで確認してみようと思います。

 

次は、その新しい病院に10月15日(木)行ってきます。

 

*1:+_+