言葉の支え

心の支えとなった 「好きな言葉」を紹介します

入院2日目 カテーテル検査

 

入院2日目、15時からカテーテル検査を

行いました。

 

前回のブログで入院1日目の経食道心エコーに

ついて書きました。

今回は2日目のカテーテル検査です。

 

結果としては、こちらも大きな問題なく

「予定通りの手術ができそうですね」

で終わった。

 

心臓カテーテルってたまに耳にするけど

よく分からない。

なので、体験したことをそのまま書きます。

 

ちなみに、「カテーテル治療」と「カテーテル検査」が

あるらしい。

僕は「カテーテル検査」を行ったので

その体験を書きます。

 

 

入院2日目 カテーテル検査

 

今回の検査入院のメインであるカテーテル検査。

手首の動脈からカテーテルと呼ばれる細い管を入れて

心臓付近の血管を調べる。

 

おそらくだけど、カテーテルという管の中に

造影剤を入れて、血液が問題なく流れているかを見る。

血栓がないかとか。

 

僕の検査開始は15時から。

朝食は普通に食べられたが、昼食はなし。

服薬もなし。

人によるが、薬も制限されるらしい。

 

体には何もつけない。

ピアスとかはもちろん、眼鏡やコンタクトも禁止。

 

時間になり、カテーテル室に案内された。

眼鏡をはずしてたからボンヤリしてたけど、

カテーテル室は

もうまさにドラマや映画の世界。

 

広い部屋にスタッフが何人もいて、

ほとんどが手術用の服を着ていて

透明の大きなガラスの向こうに

巨大で真っ白なメカが設置されてる。

 

「はい、では真ん中の部屋にどうぞ」

え、見たら3つも似たような部屋がある。

全てがカテーテル用か分からないけど

まさにドラマで見る光景。

 

カテーテル室に入ると

8人もスタッフがいた。

出入りが結構あったので実際に

関わる人は多少増減しているはずだが。

 

え、これだけの人が僕一人のために

関わるのか。

しつこいけど、ドラマの世界みたい。

 

さて、診察台は少し高い場所にある。

1mぐらいはあるかな?

踏み台を使って診察台で仰向けに寝る。

 

後で経緯を書きますが、この時点でほぼ裸にされる。

そしてすぐに手術用のシートみたいなので

首から下を覆われる。

 

スタッフのみなさん、本当に慣れた感じで

テキパキと進めていく。

はい、はい、はい、という感じで

声をかけながら連携をとる。

特に、カテーテルを挿入する右手の準備をする医師は

本当にテキパキ。

消毒したり、腕を固定したり、いくつもの細かい

作業を慣れた手付きで進めていく。

 

ちなみに、カテーテルをしてくれた医師は

明らかに僕より年下。30歳ぐらいかな。

手順通りにきちっと進めている様子で好印象だった。

 

いよいよ開始。

まず手首と肘に麻酔を1回ずつ打つ。

カテーテルを通すと、わりと手首が痛い。

 

すかさず、医師が

「痛いですか?じゃあもう1本打ちます」

と言ってさらに手首と肘に1回ずつ追加で麻酔。

 

次はカテーテルを通しても痛くない。

その後は痛みは感じない。

 

造影剤かな?何かを入れるときに

手首が冷たく感じたり、熱く感じたり。

この時も医師から事前に

「冷たく感じます」とか案内があるから安心。

 

その後は痛さなどまったくない。

気のせいか、右腕の肩付近で何かが通ったような感覚。

 

後は、医師から

「息をとめて」「吸って」とか

指示があるのでそれに従うだけ。

 

その間、内部の血液&造影剤を見るためであろう機械が

胸の上付近をぐるぐると回ったり動いたり。

上からアーム1本で伸びていて

先端に20cm角ぐらいのメカが付いている。

同じようなのが2個、焦点を定めるように1点が

見えるように動いていく。

 

途中、僕の顔にアゴに当たる。

「はい、問題ないですよ」とスタッフが声をかける。

 

本当に機械ばかりで、素人は驚くばかり。

天井には半円状の白いメカが僕の頭上から足方向へ

行ったり来たり。

 

20分ぐらいかな、麻酔を使う時以外は

痛みも感じずに無事に終了。

 

そういえば、途中で医師も

「順調です」とか声をかけてくれるので

わりと安心できた。

まぁ、こちらは寝ているだけで何もできないんだけど。

 

ちなみに、医師は映像をみながら検査を進めるけど

同じ画面を見ることができる。

が、こっちは裸眼で何も見えない。

 

結局後から見せてもらうことになった。

 

終了後にちょっと大変

 

カテーテル検査は局部麻酔で意識はある。

カテーテルの入り口となる手首と肘だけに麻酔を打つ。

たぶん、呼吸をとめたりする機会があるから

局部麻酔なのかな、と思う。

 

ま、とにかく検査終了までは何の問題もない。

 

終わったら、腕に麻酔も打ったし

造影剤の影響が出るかもしれない、ということで

車椅子で病室に戻るのが通常らしい。

造影剤は一時的に気分が悪くなる

場合もあるらしい。

 

普通に車椅子に座って、

病室の看護師さんに迎えに来てもらうことになる。

 

その間、医師から少し離れたところで一人で待つ。

 

車いすに座って1分ぐらいかな、少し気持ち悪くなる。

造影剤かなー、と思っていたら体が重く感じる。

頭も少し重たいような、もう少しで治るかなと

思っていたら治らない。

 

誰か呼ぼうかな、でも大丈夫だよな。

と思っていたら

 

アカン・・・・これは動きにくい。

というぐらいまで体が重くなる。

 

と思っていたらタイミングよく看護師さん到着。

 

「お待たせしましたー!」

明るく迎えて来てくれましたが

 

『あ・・、気持ち悪いというか、つらいというか・・』

みたいな事を言った。

 

「え、え、大丈夫ですか?」

 

僕の返事

『だい・・じょうぶ・・なんですけど、ダメかも』

 

どっちやねん!

と自分でも思ったので

『いや、ダメですね』と正直に言う。

 

看護師さん、あわてて医師に声をかけてくれる。

 

すぐに医師が来てくれた。

「まず横になりましょう。ベッドに寝かせますね」

 

立ち上がるのも少しつらかったが、

何とか横になる。

そしたらみるみる良くなる。

あれ、さっきのは何だったんだ?というぐらい。

 

けど、その間に ワッと多くのスタッフが集まる。

 

たぶん、医師の中でも上席になる人がいて

スタッフ数人に指示をだす。

「意識は?体温と血圧計ろう、〇〇用意」みたいな。

この時も一斉に5,6人集まったかな。

ほんと、ドラマの世界。

 

でも、申し訳ないけど横になった瞬間から

自分の感覚では元通り。

 

血圧もすぐに計ってくれましたが、問題なし。

 

正直、カテーテル検査中は緊張もしてたし

気を抜いたからかな。

 

でも、スタッフたちが一斉に集まるってことは

重篤な場合もあるのかな。

まぁ、決して危険な検査ではないらしいので

本来は安心していいらしい。

 

念には念を入れて、カテーテル室から

入院部屋へはベッドのまま移動する。

少し恥ずかしい。

よく病院内をベッドで運ばれる人をみると

大変なのかな、と思ってしまうが

今回の僕は申し訳ないぐらい平気に戻っていた。

 

こんな感じでカテーテル検査は終了。